エックスサーバー[xsever]にssh接続する方法
普段、サーバーサイドエンジニアとして働いているYsと言います。先日以下のような記事を書きました。GCP(Goolge Cloud Platform)のGCE(Google Computer Engine)のVMインスタンスにssh接続する方法を書きました。
GCPは仕事でも使っているので、勉強がてらに接続方法を記事に書きましたが、このブログの読者層で「Xserverへのログインはどうやるのか」と言う話題もあったので、ついでに書いていこうと思います。
XserverはWordpressなどのブログで使用している人が多く、中にはWordpressのテーマを作成するデザイナーやフロントエンジニアの人も仕事で触る機会が多いと思うので、そういった方向けに実務でも実用可能なやり方で解説します。
自身のPCで鍵を作成することも出来ますが、今回はより手軽な『Xserver側で鍵を生成してログインをする』といった手順にしようかと思います。
Xserverで公開鍵、秘密鍵を発行する
まずはXserver側でssh接続設定のON/OFFを切り替える必要があり、鍵もサーバーパネル側で発行することができます。
>サーバーパネルにログイン
サーバーパネルにログインしたら、SSH設定のタブをクリック。
そうすると、サーバー自体にSSH接続の「ON/OFF」が出てくるので「ON」にします。(デフォルトでは「OFF」になっています。
設定を「ON」にしたら「設定する」ボタンをクリック。
次に隣のタブ「公開鍵認証用ペアの生成」をクリック。
『パスフレーズ』を入力する必要がありますが、任意の値を入力してください。(パスワードと同じです
入力後、「確認画面に進む」ボタンをクリック。
そうすると、秘密鍵のダウンロードが始まります。(これは大切に保管しましょう
※サーバーID.key
のファイルです
これで鍵の発行は終了。
実際にターミナル画面から接続していきます。
Xserverのサーバーにssh接続する
実際にSSH接続をしてサーバーにログインできるか試します。
※Xserverのssh接続ではポート番号(10022)を指定する必要があります。
ポート番号を指定してssh接続する
ssh -i {key_path} {server_id}@{server_id}.xsrv.jp -p 10022
コマンド詳細
{key_path}
:先ほどダウンロードされたkeyのPATH{server_id}
:サーバーパネルにログインする際のサーバーID
接続がうまくいくと、「パスフレーズを入力してください。」と言われるので、上記で入力したパスフレーズを入力します。入力後、サーバーに無事にログインできます。
Enter passphrase for key '~/.ssh/keys/hoge.key':
Last login: Tue Jan 7 07:20:23 2020 from i10-200-255-255.d2.a32.xd.hoge.jp
[hoge@sv**** ~]$ // ログインできました
ssh接続設定を簡略化する
以下の記事でssh接続設定を簡略化して、鍵や接続の管理をしやすい方法を解説しています。
関連記事GCPに自分のPCからssh接続する方法[秘密鍵/公開鍵]
上記を参考にしていただければ、より簡単に接続が行えるのでおすすめです。上記の記事を参考にして同じ管理状態であると想定して、設定ファイルを書いていきます。
Host xserver # 任意の接続名
HostName {server_id}.xsrv.jp
User {server_id}
Port 10022
IdentityFile {key_path}
IdentitiesOnly yes
上記の設定が完了したら以下のコマンドで簡単にログインできます。
ssh xserver # 上記で設定した[任意の接続名]
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