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運用保守やテスターの仕事を長く続けるべきではない3つの理由

エンジニア 仕事

こんにちは、Ysです。

今日はこれからIT系を目指している人、今現状エンジニアや、プログラマーとして働きながらも「運用保守」といった立ち位置で仕事をしている人向けに記事を書きます。

そもそも、IT系にある運用保守の仕事って何だろう?といった方には以前に書いた記事があるのでそちらをご確認ください。

IT系における運用保守とは?

運用、保守業務を続けるべきではない3つの理由

  • 開発を学ぶことができない
  • 0から何かを作る楽しさを実感できない
  • 給料が上がらない

開発を学ぶことができない

これだけ聞くと、語弊がありますが、運用、保守というのは、既存であるサービスを現状維持、または改善していくのが業務の内容となっています。

そのためコーディングはすることはするが、コード的には数行の修正のみ、処理の位置を変えるのみでコピペで終わるなどがほとんどです。

そのため、エンジニアの初動として大切な開発がほとんど学べないのです。

ここでの「開発」はコーディングだけでなく、プロセスを含めて示しています。

プロセスというのは、開発プロセスのこと。

開発プロセスとは

要件定義→基本設計→詳細設計→製造→単体テスト→結合テスト

といった開発工程と言われるものです。

運用、保守でもお客さんのものを作っている、所謂受託開発では、保守でも開発と同じプロセスを踏み、お客さんに提出するといった形をとる部分もあります(お堅いところは特に)。

ただ、保守運用案件ではこの要件定義と詳細設計は飛ばしがちな部分が多いです。

なぜなら、ほとんどの運用保守の仕事においては、微々なものなので、要件定義と詳細設計に落とし込むほどではないということ。

こういった部分を経験している人と経験していない人ではマネジメントの部分にも大きく差が出てしまいます。

流れを把握していない、経験をしていないと永久にメンバーの扱いとして終わってしまう。そんな悪い流れから抜け出すのが難しくなってくるのです。

コーディングの面においても、既存から書いてあるプログラムをコピーしながら作成するのか、0からロジックを考えながら作成するのかでは、後者の方が作りがいも面白さも経験も段違いです。

0から何かを作る楽しさを実感できない

エンジニアとして就職できたのであれば、何かシステムなり、アプリなりを開発して世に出し、反響を貰いたいですよね。

勿論、自己学習でプログラムを書き、情報発信をすれば何かしらの反響を貰えたりします。

これがエンジニアとしての楽しみであり、面白さの一つだと僕は思っています。

誰かが作った部分のバグ対応や、改善といった運用の部分においては、「99を100にする」といった作業になります。(これはこれで非常に大切な仕事)

何もない状態の「0」から生み出す(「『0』を『1』にする」)作業は面白く、やりがいだけではなく、面白さが段違いです。

勿論、「1を90」にするといった業務なのであれば、開発の面白さは得られますが、運用保守というのは既に、「90」くらいのものを少しずつ「100」にしていく。ないしは「90」より下がらないようにするといった業務がメインです。

それを、会社に勤めている平日5日間、1日の7-8時間をこの楽しさを実感できず、運用保守を続けているのは、あまりにつまらないと思います。

経験していた僕は少なくとも、何も楽しくなく、学ぶ部分も多いけれども、開発をしていた方が多くを学べると実感したので、上司に直訴し、運用保守のメンバーを離脱しました。

次に語りますが、経験だけでなく、お金に直結することを次の項目で書いています。

給料が上がらない

仕事上は楽しくなくても問題がない、という方もいると思いますが、楽しい楽しくないだけではなく、最大の問題は「給料が上がらない」ことにあります。

給料が上がらないということは、エンジニアとしての市場価値が上がらないことを意味しています。

3年間、開発をしている人と、運用保守、もしくはテスターとして働いていた人では、給料がまるで違ってきます。

新卒から働いている人は特に顕著に出ます。

というのは、転職をする際に、開発の実務経験がないと、給料が他の会社に行った時に、新卒入社の人と大して変わらない事態に陥ります。

新卒の月の給料が平均およそ20万前後なので、運用保守とて3年近くの経験があったとしても、転職してもしなくても、+2-3万前後くらいしか上がらないと思われます。(メンバーの場合)

一方、同じ年数期間で開発をメインとして仕事をしてきた人は、30万前後になる事が多いです。

僕が一時期転職活動をしていて受かった会社から提示された給料は、エンジニアとしての実務経験年数1年半で、賞与なしでしたが、月額30万でした。(契約上、その時は自社を退職する事が出来ずお断りする状況になってしまいました)

転職サイトのdodaとエン転職経由のエージェントから聞いた話でも同じく開発の実務経験が1年近くあれば、月の給料が20万というのはありえない(年収的には350万ほどは提示できる)というのが、大手転職サイトのリサーチと今の単価相場からの情報でした。

なので、給与的な面を鑑みても、運用保守の仕事は長くやるべきではないです。(特に新卒から働き始めた場合は)

僕は実際2ヶ月近くテスター、運用保守を3,4ヶ月ほど経験しました。

正直全く楽しさが目に見えてこなかったです。

その間にも、同期は開発業務をメインで行っており、差が開くと焦った僕は上司に直訴したり、朝活を始めてプログラミングの勉強の時間を増やしたりしました。

思えば、その間に他の会社に転職しても良かったのですが、尊敬する凄腕エンジニアの下で働いていたので、技術を盗むつもりで続けていました。


僕の経験から言える事を3つに絞り書きましたが、

要約すると、お金のためにも経験のためにも楽しさのためにも、運用保守だけを長く続けるべきではないという事。

もっと自由に、面白くエンジニア生活を楽しみましょう。

このブログが誰かの転職理由、何かのキッカケになれば嬉しいです。

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